3ページ目|第6回 続けさせるための10のテクニック|システム構築やトータルソリューションをお探しなら、Dunyaturuソリューションズをご利用ください。

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「できない社員」が一気に伸びる 石田淳の行動科学マネジメント講座

第6回 続けさせるための10のテクニック

常に部下を思い、臨機応変に行動するリーダーたれ

継続のためのテクニック7つ目は、連載の第3回で取り上げた「非金銭的報酬を大事にする」ことです。社会人の多くはお金だけでは動きません。例えるなら、子どもが小遣いを1000円アップしてもらうと、最初はうれしくて勉強も頑張るでしょう。しかし、やがてその金額に慣れてきて、当たり前になってきます。そして、もっとほしいという不満が生まれるのです。社会人にとっての金銭的報酬とはこうしたもので、結局お金には限界があります。

では、どうしたら部下は行動を続けてくれるのでしょうか。その動機付けは多様化しています。それは、部下1人ひとりの価値観に目を向けていくことで、自ずと効果的なほめ方も見えてくるはずです。家族と遊ぶための半日の休暇をよろこぶ人もいれば、スキルアップのためにセミナーに参加したがる人もいます。そういった個々人の「行動する動機」に着目した細やかな非金銭的報酬が、人を動かす時代なのです。

8つ目のテクニックは、「カードツールを活用する」ことです。これも連載の第3回で少し触れましたが、行動科学マネジメントで用いる「ポイントカード」や「サンキューカード(感謝を伝えたい相手に簡単なメッセージを記入して渡す)」などを使うのです。子どもだましのものとバカにしてはいけません。ポイントカードを例に、少し活用法を紹介しますと、デパートやスーパー、商店街などで「スタンプをためると○○がもらえる!」という企画がありますが、あれと同じ方法です。マス目の付いた台紙を作り、行動するたびにスタンプを押していきます。シールを貼っていくやり方でも構いません。とにかく行動したら、マス目を埋めていくのです。かつて、試しに社員向けにポイントカードを作り、社内で実践したところ大好評でした。企業風土にもよりますが、女性の多い職場では効果が高いです。

言葉でほめることが苦手だった人は、こうしたツールを使うことで、どんどんほめ上手になっていきます。「1日3回、どんなことでもいいから部下をほめてみましょう」などと、何度アドバイスをしても、どうしても部下をほめることができない管理職の人でも、「1日3枚、誰かにサンキューカードを渡しましょう」と提案すれば、なんとかできるようになります。部下が行動を正しく行ったら、「ありがとう」という言葉を添えてサンキューカードを渡してみましょう。または「よくやった」という言葉を添えポイントシールを渡してみるのです。そして、それらが数枚たまったら、小さなごほうびと交換できる楽しい仕組みを作ることをお勧めします。こうした遊び心あふれる手法は、職場ストレスの軽減にもつながり、部下1人ひとりとのコミュニケーション能力もアップし、組織の力を高める結果につながるのです。

テクニック9つ目は、行動できなかった人への対応で、「4対1の法則で叱る」こと。部下も人間ですから、とるべき行動をいくら示しても、その通りにできないこともあります。例えば3つの行動があって、2つできているのであれば、まずその2つについてほめましょう。そして、できなかった1つに関して、一緒に原因を探っていくのです。どうしても叱らなければいけないケースも出てくるでしょう。ただし、行動科学マネジメントにおいては、「4対1の法則」に基づいて叱ることが求められます。1つ叱るためには、4つほめてから、ということです。以前の例に、「ただ、4つもほめるところがない」というマネージャーがいました。「ほめる」というのは「認める」こと、と考えてみましょう。「おはよう」と声をかける、一緒に働いている仲間として承認する言葉をかける、書類の提出が期限通り出ていることを認める、といった些細なことで構いません。「書類を期日通りに出しているね」といった一言程度でいいのです。そういった言葉がけを多くするように心がけてください。

部下が目指したくなるリーダーに。
部下が目指したくなるリーダーに。

最後のテクニック10は、「オープンにし、自分もほめられる」ことです。部下の結果をほめようとすると、どうしても一部の優秀な人間だけをいつもほめることになりがち。大事なのは、誰もが同じようにできる行動をとった人をオープンにほめることです。サンキューカードやポイントカードなども、みんなに見える形で渡すべきで、朝礼で渡す、またはボードに貼り出してもいいでしょう。それによって、見ていたみんなが同じように行動をとり、ほめられるプラスの仕組みを作り上げることができます。さらに、リーダー本人がほめられる仕組みも重要です。リーダーも部下と一緒にほめられることで、仕事を充実させながら、部下が背中を見て次世代リーダーになりたくなるような社内風土づくりをしてください。

今回の講座では、行動科学マネジメントの導入ともいえる位置づけで、より身近なものとしてビジネスシーンのみならず生活シーンの随所でも取り入れることができる方法をご紹介してまいりました。まずはご自身で今までのメソッドを参考に、日々の行動に取り入れてみてください。そこで得た実感を是非、部下や組織の仲間たちと共有してください。リーダーとして、部下や組織の仲間たちが成長する姿を見るのは感動的なものです。自分自身で考え、行動し、結果を出せる「行動科学マネジメント」を導入・実践することで、あなたの大切な部下や組織、そしてあなた自身にとって望ましい成果をあげることを願ってやみません。最後までお読みいただき、この場を借りて深く感謝いたします。


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