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3ページ目|第2回 スマイルカーブでビジネスをとらえる|システム構築やトータルソリューションをお探しなら、Dunyaturuソリューションズをご利用ください。

第2回 スマイルカーブでビジネスをとらえる
第2回 スマイルカーブでビジネスをとらえる

逆スマイルカーブからの脱却

何年か前に中国でスマイルカーブの話をした時、ある中国のビジネスマンから面白い指摘を受けた。「中国はまだ逆スマイルカーブの時代である」と言うのだ。つまり、上流や下流よりも中流が儲かるというのだ。ひたすら作り、販売するのが儲かるという。たしかに中国のような市場では、まだグローバル市場でオンリーワンとなるような製品は少ない。
 また、下流の市場のところでも質より量という面が強い。冷蔵庫は冷えれば良いし、自動車は走れば良いのだ。微妙なビジネスモデルやブランドを展開する必要は少ない。それよりは、より効率的に、よりスピーディーに、より多くの商品を生産し、販売することが中国では一番儲かるという。

考えてみれば、日本も1990年代の初めにバブルが崩壊するまでは、逆スマイルカーブであったのかもしれない。ただ、90年代以降の市場の成熟化、経済のグローバル化、そして技術革新の中で、多くの産業でスマイルカーブの傾向が強くなった。
 こうした変化にもかかわらず、実に多くの企業が逆スマイルカーブの時代に確立したビジネスを未だに続けている。

日本にはきわめて多くの中小メーカーがあり、日本の製造業を支えている。しかし、経済のグローバル化が進み、製品のデジタル化が進めば、日本型の生産を支えた中流レベルの生産ネットワークは次第に希薄になってこざるを得ない。
 技術を持っている中小メーカーに求められることは、中流で生産システムの歯車になるのではなく、オンリーワンの技術や商品で上流型のビジネスを追求することである。

今、中小企業に求められていることは、オンリーワンの技術や商品で、上流型のビジネスを追求すること

小売業や卸売り業を流通業と呼ぶが、これを訓読みすれば分かるように「流して通す」のではスマイルカーブの上では利益は上がりにくい。
 小売業も卸売り業も効率的に商品を流通させることだけでなく、消費者やユーザーに価値を提供する価値創造型のビジネスに展開しなくてはいけない。

逆スマイルカーブの時代のマインドからの脱却は容易なことではない。しかし、多くの企業が今その必要性を理解しているはずである。それぞれの業界で成功している企業をよく眺めてほしい。
 上流型でオンリーワンの技術や製品を誇示している企業か、あるいは徹底的に顧客起点で顧客に価値を提供できるようなビジネスモデルを確立した企業が多いはずである。

次回予告

第3回   デフレ時代のビジネススタイルを考える

日本経済のデフレは当分続きそうです。こうしたデフレの時代にあって、企業は何をすべきなのか考えてみる必要があります。そうすることで、デフレに対する企業のあるべき姿の中から、日本経済の復活の姿も見えてきます。

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