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第7回 成功は失敗の元|システム構築やトータルソリューションをお探しなら、Dunyaturuソリューションズをご利用ください。

第7回 成功は失敗の元
第7回 成功は失敗の元

グローバル競争に勝ち残るためには、中国での競争を制する必要があります。第7回目の講座では、日本がグローバル市場で苦戦する原因について触れていきます。
何故、日本は韓国や台湾地域の企業に先を越されるのか。過去の成功がもたらす問題点と、それを克服するための視点について解説していただきます。

日本のビジネスモデルは通用するのか

グローバル市場で日本の企業が苦しんでいる。アジアの成長を利益機会として取り込まなくてはいけないのだが、エレクトロニクス業界などは韓国企業の後塵を拝している。自動車メーカーも中国での売り上げを伸ばしているにも関わらず、市場シェアは落としている。中国の市場の伸びよりも売上高の伸び率が低いということだ。

技術レベルでは韓国の企業よりも優れているという自信を持っているエンジニアが多い。
 ただ、技術で勝ってもビジネスで負ける、というケースが目立っている。半導体、液晶、携帯電話など、いずれも最初は日本の企業がリードしていたのに、いつの間にか世界市場のシェアを落とし、韓国や台湾地域の企業に先を越されることが多いのだ。

経済産業省の産業構造審議会に出てきた資料が話題になっている。自動車、鉄鋼、家電などの主力製品を比べてみると、韓国では1社か2社というごく少数の企業に集約されている。それに対して日本では多くの分野で何社もの企業が競争を繰り広げている。韓国は日本に比べて市場規模がはるかに小さいにも関わらず、一社あたりの国内販売量を見ると、韓国企業の方がはるかに大きくなっている。
 例えば鉄鋼で言えば、韓国はポスコが市場をほぼ独占しているが、日本には何社もの企業がひしめいている。自動車でも韓国は現代(ヒュンダイ)自動車が市場をほぼ独占しているが、日本国内では何社もの企業が競争している。

韓国の企業は国内市場での売り上げを土台にしながら、積極的に海外市場での展開を行っている。日本の企業は国内での他社との競争に勢力を使い果たしてしまい、グローバル競争が有効に展開できないでいる。
 韓国企業は1990年代の末の通貨危機のときに、政府が主導して非常に大胆な産業再編を行った。多くの企業が倒産したのに加えて、サムスンは自動車や流通から撤退し、現代(ヒュンダイ)はエレクトロニクスから撤退するというように、財閥ごとに得意分野へ集中することを求められた。
 その結果、現在の強力な産業構造になっている。このように指摘する専門家が多いし、それはある程度は当てはまっている。

ただ、韓国が経験したような金融危機でも起こらない限り、政府主導の産業再編などすべきでもないし、できるものでもない。
 また、無理矢理に企業を合併させたからといってそれで強力な企業ができるわけではない。重要なことは、できるだけ多くの日本企業がグローバルな経済環境の変化の速さを認識し、より大胆なグローバル戦略を打っていくことであろう。

成功は失敗の元。グローバル競争の中身が変化する中、かつて成功した日本型モデルが今日には通用しない面がある。

ここで問題になるのは、グローバル競争をする上で、これまでの日本企業のやり方が通用しなくなっているのではないか、という点である。戦後の日本は国内で実力をつけ、海外に徐々に輸出という形で進出していった。ある時点からは海外生産という形にシフトしていった業種もあるが、海外の子会社でもそのトップは多くの場合には日本人であり、日本的なやり方を維持していた。日本型モデルで海外競争に臨んでいたのだ。
 ただ、グローバルな競争の中身は大きく変化しつつある。かつての成功モデルは今日には通用しない面もある。「成功は失敗の元」とも言うが、日本企業はこれまでのやり方でどこが今日のグローバル競争に通用しないか検討する必要がある。

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