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4ページ目|第3回 「時」と「所」で整理しろ|開米瑞浩氏のSE力向上!読解力・表現力養成講座|システム構築やトータルソリューションをお探しなら、Dunyaturuソリューションズをご利用ください。

第3回 「時」と「所」で整理しろ
第3回 「時」と「所」で整理しろ ~時系列には意味がある~

証券取引所の障害:解答例

解答例は下記のようになります。

証券取引所の障害  (図4)

図4:証券取引所の障害

証券取引所と証券会社にそれぞれ証券取引サーバーと端末サーバーがあるので、まずその所在を明確にします。そして、それぞれのマシンでいつどんな作業が行われたかを時系列に沿って書き込み、さらにそのことの持つ意味を注釈で書き加えていった結果が図4です。

このチャートで縦方向の時系列に加えて注目して欲しいのは、横方向で「場所」を区分していることです。「いつ」「どこで」何が起きたかを把握することは、このような問題分析のために非常に大事です。そこで、縦横二次元の座標軸で「いつ」と「どこ」を表現するわけです。もとの出題文と見比べてみてください。同じことを説明しているのですが、こうしたチャートのほうがはるかによくわかりますね?

このようなチャートは、日頃から練習して書く経験を積んでおかないとなかなか書けないものなのです。答えを見せられれば誰もが納得しますが、自分でゼロから書くというのはなかなかできません。実際、この問題を考えてもらうと、横方向で「場所」を区別するということに思い当たらず、単調な一本の時系列を書いてしまうケースが多く見られます。だからこそ、日頃からこのようなチャートを書く習慣をつけて場数を踏み、カンを養っておくことが重要です。

以上、2つの例でおわかりのように、報告書、特に「事故」の報告をする場合には、「時系列と場所による整理」が非常に大きな威力を発揮します。実は 図3の「事故」報告のパターンも、横方向を「場所」に似た概念で区分しています。一見すると「所」による整理には見えませんが、縦方向の時系列に加えて横方向での整理も組み合わせた、「時系列と場所による整理」の発展型と言えます。

今日から、事故報告をする際には、「時」と「所」をチャート化して整理することを習慣にしてください。

筆者プロフィール

文=開米瑞浩

IT技術者として12年間ソフトウェア開発、運用管理、教育業務を行う。論理的な関係を文章ではなく図によって表現する技術に高校時代から興味を持ち、IT技術者経験を通じてさらにそのノウハウを蓄積。2002年よりIT技術者専門誌に「図解の技術」の連載を行い、好評を得る。その他雑誌寄稿多数、著書に がある。2003年、合資会社アイデアクラフトを設立、同社代表として説明力・要約力・図解力などのテーマで研修事業を展開中。

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