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ビジネスマン必見! 一歩先行く仕事術35

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CHAPTER 4 自分の中に基準となる数字を持つ

ビジネスに必須の把握力、発想力、推定力、目標達成力を身につけるための基本は、「数字力」です。数字とその定義や意味することを知り、数字と数字を関連づけて考え、数字を自分で作ることができる「数字力」を身につければ、今まで見えなかったものも見えてきます。

11 日本のGDPや自社の売上高など、主な数字は覚えておく

日本のGDPや自社の売上高など、主な数字は覚えておく

世の中全体にかかわる数字は、日本のGDPや人口、一般会計予算、社会保障予算、労働人口など新聞やニュースで耳にするものを覚えておきましょう。また、会社に関する数字は、自社の売上高や利益、社員数、それから自社が属する業界全体の売上高など、会議や経営陣の話で出てくるものは最低限覚えるようにします。

世の中全体や会社に関する主な数字を知れば自分の中に基準を持つことができ、世の中の見方が変わります。

たとえば、日本の中長期の財政赤字が、国と地方を合わせて約1,000兆円と言われたときに、日本のGDPが約474兆円だと知っていれば「財政赤字はGDPの210%強か」と思うことができます。さらに、一般会計の予算総額90兆円という数字を知っていれば、「予算のおよそ11倍か」と思うこともできるのです。

また、基準を知れば、自社や他社の経営状態も、自分たちのパフォーマンスが良いのか悪いのかということまで自然に分かるようになります。

たとえば、自社の付加価値額は「売上高-仕入れ」ですから、それを全社員数で割れば、社員一人当たりの付加価値額が出ます。付加価値は給料の源ですから、さあ、あなたはもらっているお給料に見合うだけのパフォーマンスをしているでしょうか?

そう考えると数字が身近に感じられますよね。

また、このような数字を覚えるにはコツがあります。たとえば、敬老の日には高齢者全体の人口、成人の日には新成人の人口、お正月や子どもの日には去年生まれた子どもの数や現在の子ども(15歳以下)の数がテレビや新聞で出るので、これを必ずチェックします。このようにして普段から数字をチェックしていけば決して大変なことではありません。

POINT! 下の表の数字を大体でいいので丸暗記する。

これらの数字をだいたいでよいので、覚えましょう。あなたはいくつ知っていますか?

日本のGDP
日本の人口
アメリカの人口
アメリカのGDP
中国のGDP
世界全体のGDP
世界の人口
日本の一般会計予算
日本の社会保障予算

※答えは次ページにあります。

自社の売上高
自社の営業利益
自社が属する業界全体の平均営業利益率
自社の社員数
自社の非正規従業員数
業界全体の売上高

12 財務諸表の基本的な読み方を知る

※出典:「『1秒!』で財務諸表を読む方法  仕事に使える会計知識が身につく本」 (小宮一慶著、東洋経済新報社)

会計の基本を知っておくことは、企業活動を理解するうえで欠かせません。たとえば、会社の問題点を判断するのに1秒しか与えられないとするなら、貸借対照表の「流動負債」が「流動資金」より多いか少ないかだけを見ればいいのです。

会社というのはふつう、1年以内に返済しなければならない「流動負債」が返済できなくなって潰れるからです。「流動負債」が多くても、それを上回る「流動資産」(現預金や売掛金など1年以内に使うか現金化できる資産)があれば、当面なんとかなるのではないかと考えられるわけです。

このように「貸借対照表」では会社の安全性を見ますが、そのほかにも会社の収益性を見る「損益計算書」や、キャッシュの流れを見てそこから将来性などを計る「キャッシュフロー計算書」の見方もあります。

財務諸表の基本的な読み方や会計の基本的な考え方を知っていると、企業で起きていることや社会現象を分析するうえでも役に立ちます。少なくとも自社の財務諸表は読んでおくようにしたいものです。

財務諸表の読み方を勉強する際は、経理を仕事としない限り、財務諸表をどうやって作るかなどを勉強する必要はまったくありません。ふつうのビジネスパーソンは財務諸表を「経営的」にどう解釈すれば良いかが分かれば十分です。

POINT! 財務諸表の学習は、細かく勉強しない。貸借対照表の「流動負債」が「流動資金」より多いか少ないかだけを見るなど「経営的」に解釈する。

次ページでも、引き続き「数字力」を鍛える方法を学びます。

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公開日(2013年3月4日)
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