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第2回 リーダーは「ストレス耐性」を強化せよ|冨山和彦の「挫折力」と強いリーダーの条件|システム構築やトータルソリューションをお探しなら、Dunyaturuソリューションズをご利用ください。

冨山和彦の「挫折力」と強いリーダーの条件
第2回リーダーは「ストレス耐性」を強化せよ

組織の中で、リーダーは日々重要な決断を迫られます。決断に伴う周囲との軋轢とどのように向き合い、対応するか。そこで問われる力が「ストレス耐性」です。プレッシャーに押し潰されないための「ストレス耐性」を身につける方法とは?日頃から意識付けることで強化できる「ストレス耐性」についてご説明します。

挫折に負けないためのストレス耐性

「挫折」を糧にして自らを成長させる「挫折力」は、強いリーダーに欠かせない資質です。しかし、ただ挫折を繰り返すだけで、そこに成長がなければ、「挫折力」とは言えません。そこで今回は、その挫折力を身につけるために必要な要素の一つである「ストレス耐性」についてご説明したいと思います。

これからのリーダーは、新しいことや答えのない課題に挑戦していくことが求められますが、挑戦し続ける限り、先が見えず不安と恐れがつきまとうこともあるでしょう。前例のないことをすれば、当然、周囲との軋轢や思わぬ障害も生まれるでしょうし、失敗に終わることも多々あると思います。失敗は自分を成長させるチャンスなのですが、ストレス耐性のない人はこの重圧に押し潰され、失敗を成長に変えることができないのです。

ストレス耐性のある人は重圧に耐え、<br />失敗を成長に変えることができる
ストレス耐性のある人は重圧に耐え、
失敗を成長に変えることができる

私は司法試験に2度も失敗し、20代で立ち上げに参加した会社では、経営難によって単身赴任先でも日々奔走するなどの辛酸をなめ、自分なりに数多くの修羅場をくぐり抜けてきました。また、私が参画した産業再生機構においても、リーダーが決断できないが故に倒産の危機に陥り、役員間の権力闘争にまで発展した修羅場を目の当たりにしてきました。そこで私が痛感したのは、人が本当に危機的な状況で役に立つか立たないかの分かれ目は、その人にストレス耐性があるかないかだということです。頭の良し悪しとは関係なしに、ストレス耐性のない人は本当に戦ってほしい時にほとんど機能しなくなってしまいます。私が携わった産業再生機構でも、典型的なエリートタイプの人間ほどストレス耐性がない場合が多く、リーダーとして現場に赴かせても成果を残せず、引き揚げてもらったことが多々ありました。

東大卒であろうが、弁護士や公認会計士であろうが、いわゆる日本の偏差値エリートといわれる人たちは、子どもの頃から勉強はよく出来るので親からは大事にされてあまり悩むこともなく、自然とエリートコースを歩んできたという人が多いと思います。受験勉強などは所詮疑似ストレスで、生まれつき頭の良い秀才たちは、そのストレスさえ感じたことがないかもしれません。会社に入って周囲からかけられる様々なプレッシャーというのも、多くは疑似ストレスなのです。上司に叱られても、それが直接クビに繋がるわけでもありませんし、生死を分けるような決断や一生を左右するような選択などは、ほとんど経験していないと言えるのです。

リーダーは部下や社会からもストレスを受ける

日本の高度成長期には、エリートに限らず多くの人が大きな挫折を経験することなく役職を与えられ、安定した生活を手に入れることができました。中には過酷なノルマに追われ、上司から強いプレッシャーを受け、毎日がストレスだらけだったという人もいるでしょうが、私に言わせれば、それは大したストレスではありません。別に、命や財産を失うわけではないですし、せいぜい左遷されるくらいでしょう。そういう意味では、バブルが崩壊するまでの日本は、ストレス耐性がなくてもなんとか生きていける社会だったと言えます。

しかし、今の日本は違います。確かなものがどこにもないため、いつどこで何をしていてもストレスを受ける可能性が非常に高い社会になったのです。その中でも、リーダーはなおさらです。リーダーは身近なストレスだけでなく、部下や取引先関係者、さらには消費者や社会全体からも、日々大きなストレスを受けることになるからです。

リーダーの仕事とは、実はほとんどすべての事柄を、組織の構成員に頼って実現していくものです。構成員の一人ひとりには、それぞれの人生、それぞれの価値観、それぞれの行動における動機付けがあり、それは必ずしもリーダーや会社が進みたい方向と同じ方向に向いているわけではありません。色々な立場、色々な状況、人の心、特にネガティブな状況での人間の心情に思いを馳せる能力がなくては、組織を動かすことはできません。

リーダーは、多くの部下に加え、株主や顧客などの心情にも思いを馳せる必要があり、いかに自分が無力かを思い知ることもあるでしょう。しかしその過程で、自分の力が他人の人生に影響を与えること、ひいては、他人の人生にポジティプな影響を与え得ることも知るはずです。また、個人の益と会社の益、もっと言えば公の益というものを共通化させることができれば、個人、そして会社全体のパフォーマンスを最大化させることも可能です。

日々、大きなストレスを受けるリーダーですが、そのストレスの先には、人の人生をポジティブにしたり、多くの人の力を結集させたりというリーダーならではのやりがいや醍醐味があるのです。

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